雫石町立下長山小学校

                                               絵文字:星住所 020-0585 岩手県岩手郡雫石町長山羽上81
                                                絵文字:携帯電話電話 019-692-2224   絵文字:携帯電話FAX  019-692-2950
                                                絵文字:メールE-mail 
simosyo@educet.plala.or.jp 
                                                絵文字:電車交通アクセス  絵文字:夕雫石町の観光スポット
 

143年の伝統を誇る雫石町立下長山小学校へようこそ・・・
 
平成30年3月・・・下長山小学校はその長い歴史に幕を下ろします・・・
 

研究

1 校内研究計画 

1 主題

 確かな読む力を育てる指導の在り方
  ー国語科「読むこと」における言語活動の充実を通してー


2 主題設定の理由

 平成20年中央教育審議会答申では,言語は知的活動(論理や思考)の基盤
であるとともに,コミュニケーションや感性・情緒の基盤でもあり,豊かなここ
ろを育む上でも,言語に関する能力を高めていくことが重要であるとしている。
このような観点から,新しい学習指導要領では,言語に関する能力の育成を重視
し,各教科において言語活動を充実することとしている。

 平成27年度の12月のアンケートの結果,『国語がとても好き・好き』と答え
た児童は66.1%であった。この結果から,昨年度授業改善を図ったが児童の興味
関心はあまり高まらなかったと考えられる。また,CRT等の学力検査の結果等
からも文章を読んで理解する力が充分に身に付いていない傾向や文章の内容が充
分に把握できず,その根拠となる文や言葉を見つけられない傾向もみられた。そ
のため,約33%の児童が国語に興味関心が低く,苦手意識を持つ子が多い状況
となっている。これらの原因としては,語彙が少ないために言葉の意味が分から
ない,文を前後の文と関係付けて読めないために全体を理解できない等が考えら
れる。また,『国語の授業がよくわかる・わかる』と答えた児童は84.9%であ
った。昨年度の授業改善の効果により約85%の児童が正の値を示している。し
かし,まだ約15%の児童が『よくわからない』と回答していることから更なる
研究を深め,言語活動の充実を図り,確かな『読む力』を育てる授業の実現が必
要と感じる。

 そこで,今年度は昨年度の研究に引き続き2年次として国語科の『読むこと』
の領域において,単元を通して子ども達につけさせたい力を明確にし,より言
語活動の充実を図り,読解力を向上させることが必要であると考え,そのための
指導の在り方を研究することとした。昨年度の成果を生かし,さらなる指導過程
の工夫として,第三次の授業実践,効果的な児童同士の学び合いの場等を設け,
より分かる授業の実現につながると考え,研究することとした。

 


3 研究目標

 国語科の「読むこと」の指導において,単元を貫く言語活動を充実させるため
の指導のあり方を明らかにする。


4 研究仮説

 国語科の「読むこと」の指導において,次のような手立てをとれば言語活動の
充実を図る指導方法が明らかになるであろう。

   手立て1 その単元にふさわしい言語活動の位置づけ

   手立て2 言語活動の充実を図る授業作り
         ー確かな『読む力』を育てるための工夫ー

 

5 研究内容

 ・身に付けさせたい力を明確にした単元構成の工夫改善

 ・言語活動に必要となる能力を育てるのに有効な指導過程の工夫

 ・年間指導計画の作


6 研究方法

 ・理論研究

 ・文献研究

 ・意識調査

 ・授業実践

 ・授業実践の分析

 ・アンケート(4月と12)


 絵文字:良くできました?OK研究構想図
  雫石町立下長山小学校研究構想図.pdf


 絵文字:良くできました?OK第2回雫石町実践研究会の様子(H28,11,18)
 18(金)に行われた第2回雫石町教育実践研究会において沢山の先生方にご参
観頂きありがとうございました。また,分科会においては貴重なご意見等あり
がとうございました。本校児童のためにこれからの実践に生かしていきたいと
思います。
 最後に,今回授業を計画する上で沢山のご尽力を頂いた盛岡教育事務所の内
川指導主事,渡邉指導主事には心より感謝申し上げます。ありがとうございま
した。

  3学年は『説明の工夫について話し合おう』の単元
 
 ICTも活用して子ども達は読み取ったことを交流!

       5,6学年は複式の授業
 
説明の工夫を読み取ったり筆者になって書いたりしました! 

 

 

 

 

 

2 学力向上対策

1 目 標

(1)各教科の基礎的・基本的な知識及び技能を育成する。

(2)知識及び技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・
判断力・表現力を育成する。

(3)主体的に学習に取り組む態度を育成する。


2 方 針

(1)具体的な数値目標を設定する。

 ・各学年・教科における,正答率50%未満の層の減少(30%未満は、
0ないし10%未満に),80%以上の層の増加。

 ・各種テストにおいて,無答率を0に近づける。

 ・各学年の目標時間達成者90%を目指す。

 ・児童質問紙「授業内容がよく分かる」の1番の回答(積極的肯定)を
各教科とも増加させる。

(2)週案の具体的な記録や評価の蓄積などを通してPDCAサイクル
で指導方法を検証しながら,効果的な授業実践の継続に努める。

(3)諸検査を分析した結果を有効かつ計画的に指導に生かす。

(4)補充指導は,担任外の協力も得ながら機敏に行う。


3 重 点

(1)日常の授業実践

 ・週案を活用し,見通しをもった指導計画を立て,評価を記録し,次
の立案に生かしてい    - 3 -く。

 ・「分かる授業」を目指した授業改善・工夫を行う。

  ア「学習課題」と「まとめ」を板書に位置付けるとともに,子どもが学習
課題の解決に向けて思考し,自分の考えをノートなどにまとめるような
指導を行う。

  イ指導目標が達成できたかどうかを,教師が確認する場面を授業に
位置付け,子どもに「わかった」「できた」という実感を与える指導を行
う。

 ・学校全体で学力向上に取り組む。 

  ア校内研や教育実践研を通して教員相互の授業参観を計画的に
位置付け,「分かる授業」になっていた
か評価をする。

  イ担任外の協力も得ながら,個々が力を伸ばすための指導を工夫
する。

  ウ補充指導の内容と下小タイムの内容と家庭学習の内容とを連携
させ,学習の効果を上げる。

(2)下小タイム

 ・毎日清掃後の10分間を「下小タイム」とし,国語と算数の学習内容
の習熟を図る。

 ア下小タイムの内容は基礎基本,発展・活用などとし,子どもの学力
の向上を図る。

 イ導内容や指導方法などを交流し,児童の実態に合った効果的な指
導を行う。

(3)家庭学習

 ・「学年×15分」の学習時間を目指し,家庭学習の時間や取り組み状
況を把握する。

 ・音読を共通課題とする。

 ・音読以外の課題は,各学年の実態に合わせ,授業と連動したものと
する。

 ・家庭学習の手引きを配布し,啓発を図る。

(4)諸検査による実態把握と指導  

 ・結果に基づき、共通する課題への具体的な取り組み状況、達成状況
を検討する。

 ・指導状況及び結果について交流し、指導方法の工夫を継続して行う。

 ・単元テスト、学習定着度調査、CRTなどの結果と分析をもとにした
計画的な授業、補充指導を継続して行う。        
     

(5)休み明けテストの実施
 長期休業明けに漢字テスト,計算テストを全校で実施し,確実な基礎基本の
定着を図る。

 




絵文字:星H29家庭学習の手引き.pdf