平成25年度 校内研究計画
1 研究主題
生活を見つめ、自分の生活をよりよくしていこうとする実践力の育成 複式学級における家庭科の指導の工夫 |
2 主題設定の理由
(1)今日的な課題から
新学習指導要領では、生きる力をはぐぐむことを目指し、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で、「基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくむとともに、主体的に学習に取り組む態度を養い、個性を生かす教育の充実に努めなければならない。」と述べている。
家庭科においては、実践的・体験的な学習活動を通して、家族と家庭の役割、生活に必要な衣、食、住、情報、産業などについての基礎的な理解と技能を養うとともに、それらを活用して課題を解決するために工夫し想像できる能力と実践的な態度の育成を一層重視している。
(2)学校教育目標の具現化として
本校の学校教育目標は「明るく助け合う子ども」「かしこく工夫する子ども」「たくましく根気強い子ども」であり、よりよく、正しく生きる力の育成を目指している。
そのために、家庭科においては、児童が家庭生活に主体的に関わろうとする態度を育成し、生活に必要な知識や技能を身に付け、それを生活の中に生かしていく児童の姿を具現化することで、学校教育目標の達成が図られると考えた。
(3) 児童の実態から
様々な家庭環境の中、家庭の仕事にかかわることが少なく、生活体験が不足している児童が増えている。また、伝統的な文化や生活習慣の伝承がされにくくなってきている。
児童は家庭科の学習に興味をもっており、学校での実習に意欲的に臨んでいる。しかし、学習直後の家庭実践は行うが、日常的な実践をしている児童は少ない。
少人数の複式学級であるため、日常的に異学年間の学び合いは行われているが、家庭科においては、個に応じた指導や学年差を生かした指導の工夫をすることで、効果的な学習指導ができるのではないかと考えた。
3 研究目標
主体的に課題解決する力と態度を育成し、基礎的・基本的な知識と技能の習得を目指す題材や学習指導の在り方を実践を通して
明らかにする。
4 研究の仮説
(1)実践に結びつける指導の工夫を行えば、児童の興味関心を高め、生活上の課題を主体的に解決する力や態度が育成されるであろう。
A 題材、課題の工夫をする。
B 学習過程の工夫をする。
(2)個に応じた手立てや異学年間の学び合いを行えば、児童一人一人の基礎的な知識や技能の習得が図られるであろう。
5 研究内容
(1) 複式の年間指導計画の作成
(2) 指導過程の工夫
(3) 評価の在り方
(4) 学年差の学び合いを生かす題材の工夫
(5) 研究仮説に基づいた授業実践
6 研究推進計画
回 | 月 日 | 校内研究会名(研究内容) | 講師派遣 |
1 | 4月3日 | ○学力向上推進計画について | |
2 | 4月18日 | ○平成25年度校内研究全体計画について | |
3 | 5月9日 | ○生徒指導 | |
4 | 5月30日 | ○事前研(家庭科) | |
5 | 6月10日 | ○授業研(家庭科 福島) 5年:かたづけよう 身の回り 6年:クリーン大作戦 | ○ |
6 | 6月27日 | ○事前研(家庭科) | |
7 | 7月11日 | ○授業研(家庭科 笹川) 5年:できるようになったかな 家庭の仕事 6年:暑い季節を快適に | ○ |
8 | 8月22日 | ○実践発表会指導案検討 | ○ |
9 | 9月5日 | ○実践発表会準備 | |
10 | 10月3日 | ○実践発表会事前指導 | ○ |
| 10月9日 | ○実践発表会(家庭科 笹川) 5年:元気になる食事と調理 6年:くふうしよう楽しい食事 | ○ |
11 | 10月10日 | ○事前研(国語) | |
12 | 10月31日 | ○授業研(1年 国語説明文 谷地) | |
13 | 11月25日 | ○事前研(国語) | |
14 | 12月12日 | ○授業研(3・4年 国語説明文 多田) | ○ |
15 | 1月17日 | ○研究部反省 | |
16 | 1月31日 | ○来年度の構想 CRT分析 | |
17 | 2月27日 | ○平成26年度研究計画(案) | |
<平成25年度資料>
・平成25年度家庭科年間指導計画(複式)
・平成25年度家庭科指導計画(複式)
・平成25年度町教育実践研究会公開授業指導案(家庭科、複式)